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太陽光発電に影響する、静岡の日照時間は?

日照時間が長いことで知られる静岡。全国平均との差や、エリアごとの気象特性、日照時間の平均などを調べました。太陽光発電に適したエリアなのか、ぜひ参考にしてください。

静岡の気候の特徴

静岡県の気候は、北部の山岳地帯を除けば“温暖”な海洋性気候です。月の平均気温の平年値は16.5℃、年間降水量の平年値は2324.9mm(※静岡地方気象台での観測値)。冬も晴天が多く、平地ではあまり雪も降りません。こういった気候の特徴から日照時間が長いことでも知られています。

静岡各地の日照時間と気候の特徴

年間日照時間の全国平均は1,915.9h(統計期間1991~2020年)ですが、静岡の日照時間はこの平均に比べてどの程度長いのでしょうか。エリアごとに気象特性と日照時間をまとめてみました。

伊豆の気象特性

気象特性は、伊豆半島の南部と北部、東海岸と西海岸で違いが見られます。沿岸地方はその平均気温から比較的温暖な気象と言え、対して内陸の田方平野は、昼夜の気温差が大きくて冬の冷え込みも強いのが特徴と言えるでしょう。各地の日照時間は以下のとおりです。

伊豆の日照時間(h)

網代 1793.0h
松崎 1950.5h
稲取 1942.0h
石廊崎 2120.1h

東部・富士山麓の気象特性

標高によって気温に差があり、標高約500mの御殿場・白糸では年平均気温が13℃程度。標高35mの吉原では県内平坦部とほぼ変わりません。降水量は標高の高いエリアで多く、御殿場では年間2800mm程度です。降雪は観測地点で見ると御殿場で多く、積雪の最大値は54cmとなっています(1998年1月16日)。

東部・富士山麓の日照時間(h)

御殿場 1700.7h
富士 1895.2h
三島 1952.7h

中部の気象特性

このエリアは駿河湾の影響で気候が温和です。風については、静岡付近で西ないし南の風と北東風が顕著。冬期の季節風は、山間部で弱い一方、大井川下流から南では西よりの風が強い傾向にあり、春~秋にかけては海陸風により日中は南よりの風が吹きます。

中部の日照時間(h)

井川 1919.4h
川根本町 1793.5h
清水 1935.7h
静岡 2099.0h

西部の気象特性

沿岸部では16℃くらいで、天竜~佐久間にかけての山間部ではさらに1℃ほど低くなります。一方で、佐久間や天竜では夏になると県内最高気温を記録することもあります。

降水量は、平野部では少なめ。遠州地方は県内一雨の少ない地域であり、年間降水量1,700~2,000mmとなっています。

西部の日照時間(h)

佐久間 1756.3h
天竜 1944.6h
浜松 2179.2h
菊川牧之原 2121.6h
磐田 2197.4h
御前崎 2230.6h

編集チームまとめ

エリアによって多少の違いはありますが、全体的に見て、やはり静岡は日照時間の長い地域であることが分かります。そのため、太陽光発電にも適した場所であると言えるでしょう。ぜひ積極的に検討してみてはいかがでしょうか。

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