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メーカー選びのポイント

太陽光発電システムのメーカーの選び方を解説しています。

ポイントチェック!太陽光発電システムの選び方【メーカー編】

発電効率の違いで選ぶ

同じ要に見える太陽光発電システムも、実はメーカーによって発電効率が違います。

例えば、20平方メートルの屋根にパネルを設置したとすると、発電効率20%のA社のパネルを設置した場合と、発電効率15%のB社のパネルを設置した場合では、合計発電量がA社は4kw、B社は3kwと大きな差が出ます。

屋根の大きさに余裕がないようなケースでは、発電効率の高いメーカーのものを選ぶと、より多くの発電量を確保できます。

見た目やデザインで選ぶ

太陽光発電パネルを選ぶ際のポイントとして意外と重要なのが見た目。

多くの場合、屋根の見える位置に設置するので。できるだけ見栄えよく、きれいに設置したいと思うのは当然です。

黒い屋根に合わせて黒のパネルにしたり、メーカーによっては三角モジュールやコーナーモジュールのバリエーションが豊富で、屋根の形状に合わせて選べます。

これらを上手に活用すると、見栄え良く設置できます。

発電量を重視して選ぶ

発電量が多いほうがいい、という場合には発電効率の高いパネルを選ぶのが一般的。ですが、枚数を多く設置できなければ多くの発電量は期待できません。

いくら効率の良いパネルでも、屋根の大きさに合わないこともあります。そのため、発電効率が多少悪くても枚数を多く並べられるパネルのほうが、結果的に多く発電できる場合もあります。

設置業者にシミュレーションしてもらい、より多くの発電量を得られるメーカーを選ぶようにしましょう。

kw当たりの価格で選ぶ

太陽光発電システムに限らず、新しい設備を導入する際に、気にすることと言えば価格でしょう。太陽光発電システムの価格は総費用ではなく、発電量(kw)あたりの価格での比較が一般的です。

発電モジュールには単結晶や多結晶などのタイプがあり、発電量が変わらないのであれば、変換効率の低い多結晶タイプは設置枚数が増え、変換効率が高い単結晶タイプは少ない面積に設置できます。

しかし、コスト面を考えると性能が高い単結晶のほうがkw当たりの価格が高くなります。屋根の広さに余裕があるのであれば多結晶を選び、広さに制限がある場合は単結晶を選ぶなど柔軟に考えるといいでしょう。

基準にすべきはメーカーよりも施工業者

太陽光発電システムを選ぶ際に気をつけたいことは、自宅の屋根に合うパネルを気に入ったメーカーが製造しているとは限らない点です。

太陽光発電は一般の家電とは違い、地域の日射量や屋根の形状・大きさなどによって最適なシステムが変わります。

メーカーに固執してしまうと選択の幅を狭めてしまい、最適ではないシステムを設置してしまう可能性があります。メーカーを選ぶ際は各メーカーそれぞれの製品の特徴や性能を、ある程度つかんでおくだけで良いでしょう。

最適なメーカーを選ぶためには、多くのメーカー製品を扱っている施工業者に相談することが重要です。

保証期間の裏話

メーカーが公表している保証期間、実は長いことが良いとは限りません。

例えばA社の保証期間が10年、B社が20年と記載されているとB社のほうが良くみえます。しかし、この場合の20年保証されるのは最大出力ではありません。

B社のような保証期間の場合、公称出力の下限値に対して10年までは81%、20年までは72%までしか保証しない旨の記載があるはずです。つまり、設置から15年後に出力が80%まで下がったとしても保証の対象にはなりません。

表に出ている保証年数だけを見るのではなく、きちんと保証内容をチェックすることが重要です。

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